当院では最新機器オリンパス(Olympus)社の最上位機種であるハイビジョン(Hi-Vision)内視鏡ユニット(Evis Lucera Elite)と最新式の経鼻内視鏡(GIF-XP290N)、炭酸ガス送気装置(UCR)を2016年5月より、2017年4月からは最新式の大腸内視鏡(PCF-H290ZI)を導入し、患者様負担の軽減と微細な病変の発見へ向けた最高水準の内視鏡検査が可能となっています。
細径スコープでありながら、ハイビジョン対応の高画質でNBI拡大観察も可能です。
受動湾曲、高伝達挿入性、硬度可変機能のため、挿入性が向上し検査の苦痛軽減に寄与します。
大幅な光量アップを実現。
ワンタッチコネクター採用で操作性を追求した光源装置。
大腸内視鏡検査では大腸の一番奥の盲腸まで挿入したら、ここから内視鏡を少しづつ抜きながら大腸を観察することになります。
当院では挿入時には、送気をしない無送気法をとっていますが、観察時には空気送気による検査を行っていました。せっかく楽に挿入しても観察時の空気送気による腹痛、腹部膨満を訴えられる方がいらっしゃることを重く受け止め、観察時に空気ではなく、二酸化炭素(炭酸ガス)を送気して検査を行うことにしました。
炭酸ガスは空気と比べ、腸管から血液へ吸収されやすく、呼吸により速やかに肺から体外に排泄されます。そのため、大腸内視鏡検査後の腹痛、腹部膨満などが、大幅に緩和しました。