細径スコープでありながら、ハイビジョン対応の高画質でNBI拡大観察も可能です。
受動湾曲、高伝達挿入性、硬度可変機能のため、挿入性が向上し検査の苦痛軽減に寄与します。
大幅な光量アップを実現。
ワンタッチコネクター採用で操作性を追求した光源装置。
大腸内視鏡検査では大腸の一番奥の盲腸まで挿入したら、ここから内視鏡を少しづつ抜きながら大腸を観察することになります。
当院では挿入時には、送気をしない無送気法をとっていますが、観察時には空気送気による検査を行っていました。せっかく楽に挿入しても観察時の空気送気による腹痛、腹部膨満を訴えられる方がいらっしゃることを重く受け止め、観察時に空気ではなく、二酸化炭素(炭酸ガス)を送気して検査を行うことにしました。
炭酸ガスは空気と比べ、腸管から血液へ吸収されやすく、呼吸により速やかに肺から体外に排泄されます。そのため、大腸内視鏡検査後の腹痛、腹部膨満などが、大幅に緩和しました。
先端部外径5.4mmと高画質を両立。挿入性に優れた経鼻挿入対応極細径スコープ
先端部外径は5.4mm。患者様への負担が少ない経鼻挿入を可能にする極細径スコープです。先端がやわらかく、鼻の痛みを軽減します。また、超小型CCDの採用によって、極細径ながら高画質化を実現しました。特に、近接観察時には従来のハイビジョン対応スコープに迫る高精細な画像を提供します。極細径を実現しながら、2.2mmの鉗子チャンネルを確保。胃液の吸引や生検にも対応可能です。
当院での内視鏡システムは「EVIS LUCERA SPECTRUM NBIシステム」を採用しました。「NBI」では、血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長の光を照射することにより、粘膜表層の毛細血管、粘膜微細模様の強調表示します。
この機能により、下咽頭がん、早期食道がん、バレット食道の病変範囲の同定と良悪性診断と大腸の小ポリープ発見、ポリープのピットパターン(腺管構造)観察による悪性度診断を可能にしました。
大腸ポリープの粘膜模様を強調します。
また、細くても組織の検査などは通常通り行えます。患者様は検査中しゃべれるので、モニターに映し出される自分の胃を見ながら、医師に質問できます。
NBI(狭帯域光観察)機能と病変を拡大(125倍)して観察することができるため、早期がんの診断能力が向上しました。それらの機能を持ちながらも、細径であることから、苦痛の少ない安楽な検査が可能な最先端の内視鏡です。
当院では内視鏡を世界水準で消毒しています。
内視鏡機器の消毒は、感染防止のための重要な取り組みです。内視鏡による検査や治療はさまざまな病気の早期発見・治療を可能にしてきました。
しかし一方で、十分に消毒されていない内視鏡の使用によって、院内感染が起こる可能性があることも事実です。
現在、世界各国でこの問題に取り組むために、内視鏡の洗浄消毒法についてのガイドラインが作られています。 当院でも、これらのガイドラインで奨められている高水準消毒剤『フタラール製剤』ですべての検査に使用する内視鏡を消毒し、感染防止に努めていますので、ご安心ください。
患者様と同時に患部画像を見ながら具体的に説明できます。
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